2011年7月N1日语能力考试真题
語彙
問題1 ___の言葉の読み方として最もよいものを、1?2?3?4から一つ選びなさい。 1 去年より利益がわずかに増えた。
1 りし 2 りそく 3 りえき 4 りじゅん
はしもと
2 橋本選手の活躍で、なんとかピンチを逃れた。
1 のがれた 2 はなれた 3 それた 4まぬがれた 3 子どものおもちゃは、安全性を考慮して選ぶようにしている。
1 こうろ 2 こうりょ 3 こうろう 4 こうりょう 4 この辺りは視界を遮る物が何もない。
1 さまたげる 2 さえぎる 3 せばめる 4 へだてる 5 この説は科学的な根拠に乏しい。
1 こんしょ 2 こんじょ 3 こんきょ 4 こんぎょ 6 何事も初めが肝心だ。
1 たんしん 2 かんしん 3 たんじん 4 かんじん 問題2 ( )に入れるのに最もよいものを、1?2?3?4から一つ選びなさい。 7 物置の隅で、ほこり( )になっている古い人形を見つけた。
1 ぐるみ 2 がらみ 3 まみれ 4 ずくめ きむら
8 木村さんとは共通の趣味があるので、いつも会話が( )。
1 舞う 2 弾む 3 転がる 4 跳ねる 9 地域の( )に合った医療のシステムが求められている。
1 実情 2 実況 3 実権 4 実在 10 その選手は、十年に一人の( )だと言われている。
くろうとたいかきょしょういつざい
1 玄人 2 大家 3 巨匠 4 逸材 11 書類に( )があった場合、申請は受理されません。
1 不穏 2 不当 3 不備 4 不順 12 約300年前の絵画の( )が終わり、来月から公開される予定だ。
1 回復 2 修復 3 復旧 4 復興 13 経済だけでなく、法律にも詳しいのが彼の( )だ。
1 深み 2 強み 3 高み 4 重み 問題3 ___の言葉に意味が最も近いものを、1?2?3?4から一つ選びなさい。 14 この映画は画期的な手法で製作された。
1 広く知られている 2 最近ではめずらしい
3 非常に時間がかかる 4 今までになく新しい 15 あの企業は海外市場への進出をもくろんでいる。
1 計画して 2 果たして 3 開始して 4 あきらめて 16 問題を解決するために、もう少し手がかりが欲しい。
1 ?メージ 2 サポート 3 チャンス 4 ヒント 17 あの人の話はにわかには信じられない。
1 すぐには 2 完全には 3 すなおには 4 簡単には
なべ
18 この鍋は重宝している。
1 以前より値上がりしている 2 形が気に入っている 3 評価が高まっている 4 便利で役に立っている
なかむら
19 中村さんは仕事に対していつもシビ?だ。
1 弱気だ 2 厳しい 3 柔軟だ 4 注意深い 問題4 次の言葉の使い方として最もよいものを、1?2?3?4から一つ選びなさい。 20 連携
1 学校は地域と連携して生徒の安全を守っている。
2 複数の社員で一台のプリンターを連携して使っている。 3 最近の株価は、為替レールと連携して上下している。 4 登山のときには、必ず地図を連携してください。 21 不服
1 彼の失礼な態度は、そこにいた人々の不服を買った。 2 カラオケで思い切り歌って、日ごろの不服を晴らそう。 3 審判の判定に不服を唱えることはできない。
4 この部署で、お客様からの不服を受け付けています。 22 かなう
1 苦労がかない、彼は俳優として成功をおさめた。 2 天気予報がかない、今日は一日中快晴だった。 3 準備を重ねてきた?ベントが無事かなった。 4 自分の店を持つという夢が、とうとうかなった。 23 目覚ましい
1 あの新人選手は目覚ましい成長を見せている。 2 上の階で目覚ましいほどの大きな物音がした。 3 この赤はとても目覚ましい色で人目をひくね。 4 夕べ早く寝たので、今朝はとても目覚ましい。 24 ほどける
1 ねじがほどけて、?スがぐらぐらしている。 2 靴のひもがほどけないようにしっかりと結んだ。
3 シャツのボタンがほどけているから、とめた方がいいよ。 4 グラスに浮かぶ氷がみるみるうちにほどけた。 25 赴任
とうきょう
1 明日から三日間東京へ赴任しなければならない。
2 新入社員の研修では、実際に売り場にも赴任してもらう。
3 部長が海外の支社に赴任するので、みんなで送別会を開いた。
たなか
4 田中氏が新しい社長に赴任することが発表された。
文法
問題5 次の文の( )に入れるのに最もよいものを、1?2?3?4から一つ選びなさい。 26 人気作家A氏の講演会が無料( )、多くのフ?ンが詰めかけた。
1 にして 2 にあって 3 として 4 とあって
いなかいなかいや
27 都会から田舎に移り住んだ人の話を聞く( )、「田舎は人を癒す力を持っている」とつくづく
感じる。
1 につけ 2 なり 3 とは 4 にしてみると
あ
28 この鍋は、いため物に、揚げ物に( )何にでも使えて便利です。
1 は 2 と 3 や 4 か
29 プリンターの調子が悪くなり、製造会社に電話で問い合わせたら、向こうの担当者に、あれこれ
質問に答え( )あげく、対応できないと言われた。
1 させた 2 させられる 3 させる 4 させられた
30 その日、私はホームに入ってきた電車に飛び乗った。ところが、電車は反対方向に走り始めた
( )。私は電車の行き先を確かめなかったことを後悔した。
1 ではない 2 ではないか 3 のではない 4 のではないか 31 (?ンタビューで)
A「お店で一番気をつけていることは何ですか」 B「衛生管理です。お客様に食事を( )、衛生面の管理には、何よりも注意しております。」 1 お出しになる以上 2 お出しになるうえ 3 お出しする以上 4 お出しするうえ
32 留学するまで、私は自分が見ている世界がすべてだと思っていた。実はそれが世界のほんの小さ
な一部分( )気付いていなかった。
1 でないことにしか 2 でしかないことに 3 にないことでしか 4 にしかないことで 33 (パソコンを使いながら)
A「ねえ、この前教えた計算機能、使ってみた?」
B「うん。今まであんなに時間をかけてたのが( )簡単に計算できたよ。」 A「でしょ。パソコンのことならまかせてよ。」
1 ばかばかしい思いをするもので 2 ばかばかしく思えるもので 3 ばかばかしい思いをするくらい 4 ばかばかしく思えるくらい 34 (電話で)
やまなかきむらやまなか
山中「あ、木村先生でいらっしゃいますか。AB出版の山中でございますが、今から原稿をいただきに上がってもよろしいでしょうか。」 きむら
木村「すみません。まだできていないんです。あと3日( )。」
1 待っておいでになります 2 お待ち申し上げております
3 待たせていただくことにしましょうか 4 待っていただくわけにはいきませんか
やまだたろう
35 (宇宙飛行士 山田太郎さんへの?ンタビューで)
やまだ
山田「実は、初めから宇宙飛行士になる( )、そうじゃないんです。大学を出たら、医者になろうと思っていましたから。」
記者「では、何がきっかけで、宇宙飛行士になりたいと思ったんですか。」 1 つもりだったかっていうと 2 つもりなのかっていわれたら
3 つもりじゃなかったのかっていわれたら 4 つもりがなかったかっていうと 問題6 次の文の ★ に入る最もよいものを、1?2?3?4から一つ選びなさい。
36 大学入試では、試験当日初めてその大学に行き、迷ってしまった__ __ _★_ __ 事
前に見学しておくとよい。
1 ない 2 という 3 ように 4 ことの
37 趣味を持つのは良いことだと思いますが、家庭を犠牲__ ___ _★_ __、それはちょ
っと問題です。 1 となる 2 まで 3 と 4 にして
38 管理職になったら、たとえ___ ___ _★_ ___ 部下の失敗も引き受けるというく
らいの覚悟がなくてはならない。
1 だとして 2 がなくても 3 自分には責任 4 自分の責任
まちこうば
39 ___ ___ _★_ ___ 小さな町工場だった。
1 もともとは 2 我が社だが
3 今でこそ 4 一流企業と言われる
うえだあき
40 新番組でこれまでにない役柄を演じる俳優の上田秋さん。役作りに悩んでいる__ __ _★
_ ___ という。
1 と 2 そうでもない 3 思いきや 4 のか
問題7 次の文章を読んで、文章全体の趣旨を踏まえて、 41 から 45 の中に入る最もよいものを、1?2?3?4から一つ選びなさい。
広告主の品位 きょうはCMの中身ではなく、CMの出し方について、広告主の人たちにお願いをしたい。 番組の途中にCMが 41 。が、モンダ?はその入り方のタ?ミングだ。たとえば、歌やものまねのうまさを競い合う番組の中で、いざ、審査員の点数が出ようとするその直前に、ポンとCMが割って入る。あるいは、ク?ズ番組の中で正解が発表されようとするその瞬間に、サッと画面がCMに入れ替わる。ああいうせこい(注1)ことは 42 。 あれは広告主がやっているわけでなく、番組を作っているテレビ局の人の考えでやっているんだろう。が、それだったら、そういういやらしいCMの入れ方はしないでほしいと、テレビ局の人に注文をつけてもらいたい。 43-a 、みんながテレビの前で身を乗り出している瞬間にCMを入れれば、見られる 43-b 。かんきょうが、わざわざ番組の流れを断ち切り、視聴者の感興(注2)をそいでまで強引にCMを見せようとするやり方って、さもしくないだろうか。みっともなくないだろうか。 CMのセンスは、企業のセンスのあらわれである。それはCMの中身だけでなく、CMの出し方にも言えることだ。せっかくいいCMを作っても、ああいう出し方をされると、なんと視聴者をバカにした企業だろうと思われてしまう。いやおうなしに 44 ああいうやり方は、極端に言えば暴力みたいなものであって、消費者を大切に思う企業のやることじゃない。 近ごろハヤリの言葉で言えば、これは企業の「品位」にかかわるモンダ?である。 45-a だけじゃない、 45- b だいぶ前から、「品がねえぞ」と怒ってるよ。
(天野祐吉 朝日新聞2008年4月15日付朝刊による)
(注1)せこい:ずるい
かんきょう
(注2)感興をそぐ:何かについて持っている興味をなくさせる 41
1 入るのにいい 2 入るのがいいのか 3 入るのはいい 4 入るのでいいのか 42
1 やめようと思う 2 やめてほしいのだ
3 やめるのだろうか 4 やめられるものではない 43
1 a やはり / b ところだった 2 a いったい / b のか
3 a といっても / b わけでもない 4 a たしかに / b ことは間違いない 44
1 見させてしまう 2 身を乗り出させる 3 見られてしまう 4 身を乗り出される 45
1 a ぼく / b みんな 2 a 広告主 / b みんな 3 a 広告主 / b ぼくも 4 a ぼく / b 広告主も
読解
問題8 次の(1)から(4)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1?2?
3?4から一つ選びなさい。
(1)
食器のバラエテ?こそ、日本のやきもの(注)の特色の一つだと思います。そして、日本人のやきものに対する思いとか愛着は、食器のみならず、種類の豊富さにあらわれているといってもいいでしょう。
私たちは食事のたびに、もちろん料理も食べていますが、知らずに目で食器も食べているのです。だから興味?関心がないというのは、不注意なだけなのです。すでに下地はできているのですから、あと一歩踏みこめば、やきものに興味?関心がグッと深まるはずなのだと思います。
(江口滉『やきものの世界』による) (注)やきもの:陶芸品
46 筆者の考えに合うのはどれか。
1 食事のたびに食器を眺めることで、陶芸品への愛着が強まる。 2 日常使う食器に注意を向けることで、陶芸品への関心が高まる。
3 食器を通して陶芸品に興味を持つことで、芸術全般への関心が高まる。 4 家庭にいろいろな食器を取り入れることで、陶芸品への愛着が強まる。 (2)
うそ
おとなは子どもに「嘘つきは泥棒のはじまり」として正直であることを強要しますが、弱者は苦しうそ
い嘘をついてでも自らの尊厳を守ろうとします。
論理的に正しいことを理性と呼ぶとすれば、理性的にあることができるのは強者だからです。強者はそれゆえに理性的に弱者の過ちを責めようとしますが、弱者の立場からいえば、それは何の意味も持たないことが多いのです。弱者のする謝罪とは、劣勢を一時的に解消する手続きや儀式にすぎないのです。
こころ
(吉田脩二『ヒトとサルのあいだ--精神はいつ生まれたのか』による) 47 筆者は、弱者をどのようにとらえているか。
1 弱者は正直であることで自らの尊厳を守ろうとする。 2 弱者は理性を持って自らの過ちをわびようとする。 3 弱者は正論に頼って劣勢を解消しようとする。 4 弱者は謝罪することで自らを守ろうとする。 (3)
以下は、ある会社がホームページに掲載したお知らせである。 東本タ?ヤ株式会社 2011年6月15日 タ?ヤ価格改定のお知らせ 当社は原材料価格の高騰を受け、トラック?バス等の特殊車両用タ?ヤの値上げを、本年3月(夏用タ?ヤ)、および4月(冬用タ?ヤ)実施致しました。 しかし、原材料のさらなる価格高騰が続き、現在の出荷価格の維持が不可能であると判断し、本年9月1日より、一般車両用タ?ヤを含むすべてのタ?ヤの出荷価格を改定することと致しました。なにとぞ何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。 以上 48 タ?ヤの出荷価格について、この文章は何を知らせているか。
1 すべてのタ?ヤの価格改定を3月、4月に続き、9月にも行う。 2 夏用タ?ヤ、冬用タ?ヤの両方の価格を、さらに2回改定する。
3 春に改定しなかった一般車両用のタ?ヤ価格等も含め、9月に改定を行う。 4 特殊車両用のタ?ヤに続き、9月からそれ以外のタ?ヤの価格も改定する。 (4)
思春期を迎えた最近の子どもがストレスに弱いのは、それまでの発達過程で適度にストレスにさらされる経験を十分にへてこなかったことが深く関係している。しかもそれは、彼らが社会化を十分に遂げてこなかったことと等しい。というのも、10代前半までの子どもは、それまでの生活圏を出てより広い社会的文脈のなかでいかにして自己を実現させるかという課題に取り組むなかで、もっとも強くストレスを味わうからにほかならない。 (正高信男『父親力』による)