新世纪日本语教程(中级)

とは確かに楽しいことばかりではないだろう。しかし、働いてみなければ本当に「やりたいこと」など見つかりはしないのではないだろうか。

第13課 僕たちは何を大事にするのか 「本文」 今、日本という国は、一人一人の生活保障の大部分をボランテ??にゆだねようとしているかのようだ。たとえば障害者のホームヘルプサービスを、高齢者の介護保険に統合するという案が政府内で出ている。この案がこのまま進むと、サービスに上限が設けられ、利用の仕方にも制限が多くなる。そして不足の部分を家族やボランテ??で補えということになってしまう。このことに対して、ぼくたちは反対運動に取り組んでいるが。それは、障害者だけでなく福祉事業を大きく削減していく。この国(地域)の姿勢に待ったをかけるためでもある。

限りある時数の中で誤解を恐れずに言えば、僕の中ではボランテ??は自分が好きでやることだから、美味しいものを食べる事や趣味やデートと同じ次元のことだと思っている。だからだれもが、生活の中でそれをしているだろうし、肯定も否定もされない当たり前のことだと思う。付き合いやしがらみも含めそこに人間関係や必要性があって自然に行うことである。生活の少しの時間の中でやるからこそ価値があり、それが自然につながっていくから、時に威力を発揮するのだ。

しかし、人間の生活を永続的に保障していくのは、ボランテ??の範囲ではない。1日24時間介助が必要な重度障害者が地域の中で暮らしている。寝たきりで呼吸や体温調整が自分ではできない人も、介助が確保されることで地域住民として暮らしている現実がある。これは裏を返せば、介助者がいなければ生きられないということでもある。仕事として介助を確保できるしづ手むでなければ、それを人の自発性に求めるのには無理がある。重度障害者はごく一部かもしれないが、「その人たちの生活保障を行政がどう考えるか」という問いは、そこに暮らす一人一人への問いかけでもあるだろう。

活がもっと楽しく遅れるはずだし、待ちも盛り上がるのではあるまいか。この運動は今が正念場である。

第14課 结婚しない女性たち 「本文」

日本では最近、结婚しない女性が増加している。女性の高学歴化と社会进出が主な理由として挙げられるだろう。しかし、1986年に男女雇用机会均等法が施行されて以来、「何歳までに结婚しなくてはいけない」と言う社会の圧力が薄れたことも大きな理由として挙げられるだろう。

25~29歳の未婚率は2000年に54%と半数を超えており、1980年の24%の2倍以上である。更に、30~34歳の未婚率は1980年には9.1%だったものが、2000年には26.6%と3倍近くなっている(グラフ1)。25歳を过ぎると売れなくなる「クリスマスケーキ」と言われ、无言のプレッシャーを浴びた时代は远い昔だ。

コラムニストの酒井顺子はその著书『负け犬の远吠え』で「30代、独身、子なし」の自分を「负け犬」と称し、「30代、既婚、子あり」=「胜ち犬」との対比を痛快に宣言した。仕事はできても独身である女性が実は「负けた」と思っていない微妙な心理を书いている。共感と反感が入り交じり、当事者のみならず亲世代をも巻き込んで大反响を呼んだ。それだけ「负け犬」の存在がごくありふれた状况になっている证拠だろう。

そんれでは结婚しない女性たちはどんな暮らしぶりをしているのだろうか。ある调査によれば二十歳~34歳の未婚女性、773万人のうち、70%以上が亲と同居している。この中には、「自分の収入が少ない」ために别居できないという「やむを得ず同居派」もいるが、「亲との同居のほうがラク」という「享受派」や、「亲と暮らしたい派」と少なくない。

亲との同居の二大メリットは、家赁など基本的な生活コストがかからない「経済的メリット」と、家事を母亲任せにできる「时间的余裕メリット」と言える。自分自身のために(使おうと思えば)使えるお金、趣味やレジャーなど选択的支出可能额は月に5万円以上と既婚女性の1.5万円、既婚男性の2.4万円に比べかなりリッチだ。

仕事も面白い。亲と同居の「お金と时间のゆとりのある暮らし」は居心地が良い。その期间が长引くほど、仕事をやめれば自由に使えるお金が减り、たとえ仕事を続けても家事负担が大きく自由时间が减る「结婚」には?マ?チ意欲的になれない----そんな心理が未婚女性を増やし続けると言うことになるのではないだろうか。

政府が少子化対策に跃起になったとしても、「结婚しないほうかおトクかも」と言う未婚女性の心理を変えるのは难しいかもしれない。さて、20年后にはどうなっているのだろうか。

第15課 変わる音楽の聴き方 「本文」

街で、電車で、このところ再びヘッドホーンをしている人々の姿が目立ってきた。その牽引車となったのは?メリカの?ップルコンピュータが2001年に発売したiPodである。発売以来、日欧米で爆発的な人気を誇っている。このiPodと言うのはハードデ?スクを内蔵し、そこに音楽を記録持ち歩くことができると言う、いわゆる携帯型のデジタル?オーデ?オ?プレーヤーである。最初は主に若者向きに開発されていたと聞いているが、今や若者のみならず中高年にも人気がある。お洒落なデザ?ンに加え、手のひらに隠れてしまうほどの小さなボデ?ーながらiPodでは最高10,000曲も収まると言うのが人気の秘密である。iPodよりも一回り小さいiPodのシリーズが続々と開発され、人気を誇っている。

1979年に発売されたのは携帯音楽プレーヤーの元祖SONYウォークマンであった。その後、カセットテープに代わってCDが中心となり、1984年にSONYがCDウォークマンを発売した。今も人気のMDウォールマンが登場したのは1992年だった。

今では当たり前になっている携帯音楽プレーヤーも、1979年発売開始になった当初は、このような再生機能しかないカセットプレーヤーが流行するとは誰も予想しなかったと言われている。最初の製品は手のひらに載るとはいえ、分厚い文庫本ぐらい身につけるにはまだまだ抵抗があった。それが技術発達のおかげでほぼカセットテープ大になり、更に個人が利用する録音媒体がカセットからMDになったことにより、カセットよりも一回りも小さくなった。

そして現在は3代目の音楽プレーヤーとも言えるポータブル?デジタル?オーデ?オ?プレーヤーの時代である。日本でもブロードバンドの普及と共に、音楽を快適にパソコンにダウンロードする環境が整いつつある。ネット上で配信される音楽の値段や著作権保護の問題などか解決されれば、若者達は自宅でパソコンに向かい、気に入った音楽をダウンロードして自分のお気に入りの音楽ラ?ブラリーを作れるようになるだろう。

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