茶道の精神とは

「働き」とまっとうすることは、実際には点前作法を正しく理解し、茶の湯の道を、精神生活はもちろん、日常生活にまで、直結させることなのである。もっと具体的に言えば、茶道を通じて、人それぞれの「私」を捨て、人にもわれにも対す.現在は人が人を大切にする時代ではなくなってしまいました。他人のこころを傷つけ、 他の人を踏み台にして自分だけがのしあがっていけばよいという人々であふれかえっております。こうした時代に人を敬い、 和みの世界と物事に動じない心を生み出していくのが茶道なのです。茶道とは、世界に誇ることのできる精神文化といえるのではないでしょうか。 この文章に茶道の利休七則、「和敬清寂」、茶禅一味などの精神を通じて人生の感悟を学んでいる。茶道は芸術であるとともに、茶道こそは、めまぐるしく変転極まりない世界に対処し、行き詰まった現代人の心の救済をなしうる。ただ一つの光明であり、心の道なのである。

謝 辞

この論文を作った時、張哲先生から全力で援助をもらいました。指導先生として、張先生はこの論文について構想、主題、言葉づかいなどにご指摘をいっぱい与えました。先生のおかげで、卒業論文は順調にできました。ここに心から感謝の気持ちを表わしたいです。

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参考文献

1、「茶道の哲学」 久松真一 1991年6月 講談社 2、「茶道の歴史」 桑田忠親 1991年6月 講談社 3、「茶の湯とは何かー禅と茶との間」 古田紹欽 平成12年9月 禅文化研究所 4、「南方録を読む」5、「裏千家茶道」

熊倉功夫 千宗室 平成3年9月 昭和57年11月 淡交社 茶道教育センター 付 録

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